Scriptの作成

じゃあ[Scenes]の中に新しく[Script]フォルダを作ろう。右クリックして[作成]→[フォルダー]だね。新しく作られた状態だとフォルダ名が[New Folder]だから、名前も[Script]に変更しよう

フォルダは必ず作らないといけないの?

必ずではないけど、整理整頓は大事だからね。最初の内から癖をつけておいたほうがいいよ。次はScriptフォルダの中にScriptファイルを作っていくよ

Scriptフォルダの中で右クリック。[作成] → [scripting] → [MonoBehaviourスクリプト]で新しいscriptファイルが出来たら、名前を変更しよう。今回はballオブジェクトにつけるから、ballって名前にしておこうか

ふんふん。オブジェクト名とScriptの名前は同じ名前とか、どういったスクリプトなのかを表した名前をつけたほうが良さそうだね。いくつか種類があったけど、何で[MonoBehaviourスクリプト]を選択する必要があったの?

[MonoBehaviour]はモノビヘイビアって読むんだけど、Unityエンジンで使える様々な処理を使用できるようにするためのものなんだ。難しい説明は省くけど、[MonoBehaviour]を継承することで、継承先のクラスは[MonoBehaviour]の機能を使えるようになる。ここらへんはまだ考えなくていいよ

継承……?あぁ、うん……。

とりあえずScriptファイルの[ball]をダブルクリックして開いてみようか
ball script
using UnityEngine;
public class ball : MonoBehaviour
{
// Start is called once before the first execution of Update after the MonoBehaviour is created
void Start()
{
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
}
}

上から読み解くと、Unityエンジンを使う宣言をしてて、MonoBehaviourをballに継承してるね。ballの処理は{ }で囲まれてる場所に記述していくことになるよ。void Startの上には//と2本の射線があるね。これはコメントを表していて、自由にコメントを書くことが出来るんだ

英語を翻訳してみると、void Start()は最初に1回だけ呼び出されるって書いてあるね。void Update()はフレーム毎に呼び出されるって書いてあるみたい
Hello,World!

そうだね。StartもUpdateも{ }で囲んであるね。Startの処理はStartの{ }内に記述することになるよ。さっそくやってみよう。Start(){ }の中にprint(“Hello, World!”);と書いてみよう。printは出力の命令。表示したい文字を”で囲む。最後に;(セミコロン)だね
using UnityEngine;
public class ball : MonoBehaviour
{
// Start is called once before the first execution of Update after the MonoBehaviour is created
void Start()
{
//Hello Worldと出力してみる
print("Hello, World!");
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
}
}

Hello Worldと出力してみる と入力したら、[Shift]+/を押してごらん。一発でコメントにすることができる。




出来たんだけど、何でHello Worldなの?何か意味あるの

深い意味はないんだけどね、プログラム学習においての慣例みたいなものだよ。さて、入力が完了したら、キーボードの[Ctrl]+s で変更を保存しよう。保存できたらUnityに戻ろう
Scriptの適用

作ったballスクリプトを、シーンのオブジェクトにドラッグ&ドロップしてもいいんだけど、今回はインスペクターから適用してみようか。ヒエラルキーのballを選択して、ballオブジェクトのインスペクターが表示されたら、ballスクリプトをドラッグ&ドロップしてみよう




作ったball用のスクリプトを、ballオブジェクトに適用ね。ふむふむ

さっそく再生を押したいところだけど、結果はコンソールウィンドウに表示されるんだ。コンソールウィンドウを確認しやすいように少し移動しようか。[シーン]タブの横から[ゲーム]タブの横に移動しよう。移動が終わったら、再生をしてみよう


ポチっとな

ちゃんと表示されているね。よかった



これが私の初プログラムか……なんだか感慨深いなぁ
Update()

Updateの方にもprintで何か書いてみようか。自由に書いてみなよ


私は可愛いです……っと
using UnityEngine;
public class ball : MonoBehaviour
{
// Start is called once before the first execution of Update after the MonoBehaviour is created
void Start()
{
//Hello Worldと出力してみる
print("Hello, World!");
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
print("私は可愛いです");
}
}



ぽちっ

なんかめちゃくちゃ表示されてる……1秒で100回以上?

毎フレーム呼び出されるっていうのはこういうことなんだよ

なるほどね。パソコンって処理能力すごいんだねぇ。なんか実感しちゃった

ここまでよく頑張ったね。次は変数をやってみようか。変数についてはより丁寧に説明するよ
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